12日、小倉競馬場で行われたサ
マースプリントシリーズ第3戦・
北九州記念(3歳上、GIII・芝1200m)は、
角田晃一騎手騎乗の11番人気
キョウワロアリング(牡6、栗東・飯田明弘厩舎)が、道中は中団の外目を追走すると、直線では豪快な末脚を披露し、先に抜け出した6番人気
アルーリングボイスをゴール前でクビ差捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分07秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着には10番人気
ワイキューブが入った。1番人気の
アストンマーチャンは6着に終わっている。
勝った
キョウワロアリングは、
父サンデーサイレンス、母が
JRA2勝の
アサカフジという血統。03年9月のデビューから3戦目で初勝利。04年7月の
有田特別(500万下、小倉・芝1200m)で2勝目を挙げた。その後も芝の短距離戦を中心に使われており、昨年12月の
中京日経賞(1000万下、中京・芝1200m)などに勝利。今回、格上挑戦ながら見事に重賞初制覇を飾った。通算成績30戦5勝(重賞1勝)。
当初騎乗予定の
飯田祐史騎手からの乗り替わりだった鞍上の
角田晃一騎手は昨年もこのレースを11番人気の
コスモフォーチュンで制しており連覇達成。
JRA重賞は
アグネスラズベリで制した函館ス
プリントS(GIII)に続く今年の3勝目で通算35勝目。管理する飯田明弘調教師は、
メイショウオウドウで制した01年
鳴尾記念(GIII)以来の
JRA重賞制覇で通算7勝目となった。