14カ月の騎乗停止処分が明け、16日に英国で復帰戦Vを飾ったオイシン・マーフィー(27)がカタールでも存在感を示した。18日、首都ドーハのアルライヤン競馬場で開催された同国の一大イ
ベント、エミールソード
フェスティバルの3R・ドゥハーンス
プリント(ローカルG3、芝1200メートル)で
フレイミングリブ(牡4=英H・パーマー、父
リブチェスター)に騎乗し、勝利に導いた。
13頭立ての12番ゲートから五分のタイミングでゲートを出ると道中は先行勢を視界に入れるポジション。4コーナーで前に取りつき、手応え良く直線へ。追い比べからラスト100メートルで抜け出し、2着に3/4馬身差でゴールを駆け抜けた。
20年9月に海外から帰国した際にBHA(英国競馬統括機関)が定めるコ
ロナ対策規定に違反。21年5月と10月にはレース前に呼気検査で基準を超えるアルコールが検出され、騎乗停止処分を科された。そのため、医療サポートを受け、リハビリに取り組む、として21年12月16日に騎手免許を一時的に返上している。
◇オイシン・マーフィー 1995年9月6日生まれ、アイルランド出身の27歳。13年に騎手デビュー、英国を拠点に活躍する。17年、仏フォレ賞でG1初制覇。日本では18年12月に初めて短期免許を取得し、19年
ジャパンC(
スワーヴリチャード)を含めて
JRA通算343戦68勝。19年に
ディアドラで英ナッソーS勝ち、この年から3年連続で英国リーディングジョッキーに輝く。21年、
マルシュロレーヌで米BCディスタフ勝ち。
スポニチ