1勝クラスから3連勝中の
アグリ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)が、
阪急杯(4歳上、GIII、阪神芝1400m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。
一気にスターダムに駆け上がってきた。デビュー2戦目だった2歳10月の未勝利(東京芝1600m)で初勝利。その後は1600mでは長く、1200mでは忙しいレースが続いて惜敗を重ねたが、札幌芝1500mの1勝クラスで待望の2勝目を挙げると、ようやく軌道に乗った。
阪神芝1400mに狙いを定めて2勝クラス、3勝クラスと連勝し、瞬く間にオープン入りだ。ここまでの戦績を振り返ると1400mはベスト。今回は一気の相手強化となるが、目下の勢いも踏まえれば、十分に好勝負になっていい。
父
カラヴァッジオは英愛でG1を2勝したトップス
プリンター。種牡馬としてもG1を2勝したテネブリズムを筆頭に多くの重賞ウイナーを送り出し、一昨年の欧州
ファーストクロップリーディングサイアーに輝いた。
今年からは日本軽種馬協会静内種馬場で繋養されており、同場では最高価格の種付料300万円ながら、早くも満口となっている。孝行息子がタイトル奪取となれば、順風満帆の父にさらに弾みがつくことは間違いない。