同日兄弟重賞Vなるか。日曜の東西重賞は
母エピックラヴの2頭に注目。
阪急杯(4歳上、GIII、阪神芝1400m)には兄
ミッキーブリランテ(牡7、栗東・
矢作芳人厩舎)、
中山記念(4歳上、GII、中山芝1800m)には弟
ダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が参戦する。
ミッキーブリランテは現役屈指の高配メーカー。これまで重賞&オープンでは7回も馬券に絡んでいるが、その時の人気は2、8、14、10、4、6、12。ここ3走は大敗しているが、もともと大敗からのガラリ一変は得意技。何より
阪急杯は2年前に10番人気で2着激走の実績があるので、決して侮れない。
一方の
ダノンザキッドは堂々の主役級だ。2歳時に
ホープフルSを制した後、一時は低迷していたが、昨年後半から復調モード。とりわけ近2戦は
マイルCS、
香港CとGIで連続2着。待望の復活Vまであと一歩に迫っている。
古くは94年、2月13日の
京都記念を兄
ビワハヤヒデが制し、同日に行われる予定ながら積雪の影響で1日順延となった
共同通信杯4歳Sを弟
ナリタブライアンが制した例はあるが、同日兄弟重賞Vとなれば異例中の異例。まずは10分早いスタートの兄が意地を見せて、弟にバトンをつなぎたい。