3月14日から17日に行われるイギリスの障害競走の祭典「チェルトナム
フェスティバル」を前に、ムチ使用ルールの改定によって騎手20名が騎乗停止処分となり波紋が広がっている。英競馬
メディア『Racing Post』が22日に報じている。
BHAが改定した新しいムチ使用ルールでは、1レースあたり障害ジョッキーは8回、平地ジョッキーは7回までムチの使用が認められている。従来は障害で11回、平地で10回のルールだったため、これによりムチの超過使用となる騎手が後を絶たないようだ。
2月14日にエア競馬場で行われた第7Rでル
ナーディスカバリー(Lunar
Discovery)に騎乗したC.ジョーンズ騎手は、11回ムチを使用したことに対して14日間の騎乗停止処分を下された。また、ル
ナーディスカバリーも失格処分となっており、新ルールの厳しさが浮き彫りとなった形だ。
『Racing Post』によれば、ムチの超過使用により騎乗停止処分となった騎手は20名。そのほとんどが3月7日からの騎乗停止執行となるため、「チェルトナム
フェスティバル」への影響は避けられなさそうだ。