◆1351ターフス
プリント・G3(2月25日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・芝1351メートル=11頭立て)
日本馬4頭が挑み、
バスラットレオン(牡5歳、栗東・
矢作芳人厩舎、父
キズナ)が
坂井瑠星騎手を背に逃げ切り勝ちを収め、昨年の
ソングラインに続く日本勢連覇を果たした。勝ち時計は1分17秒49。他の日本馬は引退レースの
レシステンシア(ムーア)が5着、
ラウダシオン(ムルザバエフ)が9着、連覇を狙った
ソングライン(ルメール)が10着だった。
バスラットレオンは国内外合わせて重賞3勝目。昨年は初の国外遠征でドバイのゴドルフィンマイル・G2を制覇した。その後の英仏G1は4、7着に敗れたが、豊富な海外経験を生かし、再び中東でタイトルをつかんだ。鞍上の
坂井瑠星騎手にとってもゴドルフィンマイルに続く海外重賞2勝目。矢作厩舎も
ステイフーリッシュで昨年のレッド
シーターフハンデキャップを制しており、サウジで2年連続の勝利となった。
矢作調教師「この馬は大谷翔平のように、二刀流だと思います。自分でも芝とダート、どちらがいいか判断がつかないくらいです。(このレースを選択したのは)距離とサウジの馬場適性を考えて。できれば逃げたいとジョッキーと作戦が一致して、その時点でいい勝負ができるのではと思っていました。相性がいいのもありますが、それ以上に
リュウセイ・サカイというジョッキーが成長しているのだと思います。(この後は)オーナーと相談になりますが、メインとしてはゴドルフィンマイルを考えています」
スポーツ報知