前走
愛知杯で重賞2勝目を挙げた
アートハウス(栗東・
中内田充正厩舎)。今朝1日は次走予定の
中山牝馬S(3月11日・中山芝1800m)に向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWへ
川田将雅騎手を背に入場。馬場入りはすごくスムーズだったし、1コーナーから2コーナーにかけてもスムーズ。ただ、2コーナーから向正面に入るところでは少し気持ちが乗ったような仕草を見せる。これをジョッキーがうまくなだめて、6F標識を過ぎていくという形。
単走ということもあり、見た目には決して速いラップではないが、実際には15秒は切っている。このあたりがポテンシャルの高さだと思うし、前半は14秒を切ることのないラップで進めたのも意味のある走りだったように思う。
4コーナーから最後の直線に向いて、ゴールを目指す時の迫力は相変わらず凄みを感じる。最後の直線は11.0秒から11.7秒。ゴール前は意外に遅かったなあという感じはするものの、3F35.3秒なら納得。ちなみに、3F時計はこの日のベストタイだった。
全体時計は6F78.0-5F63.3-4F49.3-3F35.3-2F22.7-1F11.7秒。自動計測以後での自己ベストが6F81.4秒だったので、これを大幅に更新する時計。4歳になって、いよいよ本格化を示す数字ではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)