佐賀競馬のYouTube生配信番組「SAGA
リベンジャーズ」でアシスタントを務める優希乃さん(
タレント)。元
JRA騎手の佐藤哲三さんと軽快なやり取りをする彼女は、
ユキノビジンが縁でこの世に生を受け、名前の由来も同馬という生粋の“馬娘”。移転開設50周年を迎える佐賀競馬の魅力を語っていただきました。
(取材・構成:大恵陽子)
◆妹の名を「美人」にして、姉妹で「
ユキノビジン」計画◆
――優希乃さんは
ユキノビジンの活躍がきっかけで生まれてきたとか?
優希乃 母が
ユキノビジンの追っかけをしていて、「会いたい」と思い厩舎に電話して行ったところ、担当していた父が一目惚れしたそうです。娘ながら「すごいな」と思います。「優希乃(ゆきの)」という名前も
ユキノビジンが由来です。
――まさに
ユキノビジン一家ですね。
優希乃 妹が生まれたら「美人」と書いて「みどり」にしようと思っていたらしいです。姉妹合わせて「
ユキノビジン」(笑)。でも、さすがに「美人」と書くのは本人にとってプレッシャーじゃないか、と思ったみたいですし、結果的に一人っ子でよかったかなと思います。
――幼い頃から
ユキノビジンの話はよく聞いていたんですか?
優希乃 母と喧嘩をすると、いつも決まったやり取りがあって、「優希乃って名前はなぜ付けられたか分かっているよね? 」「
ユキノビジンから取った名前です」「だよね? ユキちゃんは本当にすごいお馬さんなんだよ。そんなことしていいと思っているの?」と怒られました。
―― 一般家庭では「お姉ちゃんを見てみなさい」という怒られ方をしますが、お手本が
ユキノビジン!
優希乃 馬好きの両親から生まれたので、そういう英才教育で私も馬好きになりました。
ユキノビジンのレース映像もよく見ましたし、産駒が
地方競馬に行ったら上山や盛岡へ家族で応援に行っていました。
――お父さんが
JRAで厩務員をされていると、
JRAのレースを見ることも多かったと思うのですが、佐賀競馬との関りは?
優希乃 「SAGA
リベンジャーズ」でアシスタントをさせていただいてからです。地元感がすごく溢れていて、いい所だなと感じました。
JRAとは違ってレースはダートだけだし、内を空けて走っているのはなんで? など、最初は馬場傾向を掴むのにも慣れませんでしたけど、毎週やらせていただいていると佐賀競馬のお馬さんをしっかり覚えられるところが嬉しいです。
――
JRAに比べて在厩頭数が少ない分、基本的に2~3週に1回走るので特徴を覚えやすいですよね。
優希乃 キナコという、今は引退した馬が好きだったんですけど、きっかけは大きい馬券を当てさせてくれたことでした。それから注目していると、小っちゃい体だけどパドックではいつもキビキビと歩いていて、レースは一生懸命で最後は必ず追い上げてくるので、ちょっと夢を見ることができました。
――佐賀競馬では今年度、移転開設50周年を迎えました。独自のおもてなしである「うまてなし」を行っていますが、優希乃さんにとっての「うまてなし」は?
優希乃 一昨年から「SAGA
リベンジャーズ」が始まったんですけど、YouTube企画で厩務員体験をさせていただくなど佐賀競馬さんにはとても良くしていただいています。私自身が「うまてなし」を受けている立場で、この恩返しをしたいなと思っています。「佐賀競馬、最高だよ!」と、みなさんに魅力を伝えることが私にできる「うまてなし」かなと思います。
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