「兵庫ユースカップ」(2日、姫路)
開催3日目の11Rで行われ、2番人気の
ベラジオソノダラブが3角先頭で押し切り、昨年10月の兵庫
若駒賞以来の重賞2勝目を挙げた。2着は3番人気の
ビキニボーイが最後方から追い込み、3着には1番人気の
ニシケンボブが中団から伸びて入った。
ベラジオソノダラブが失地回復だ。前走は昨年12月の
園田ジュニアカップで2着。無傷の4連勝を果たした
スマイルミーシャに首差で敗れ、重賞連勝を果たせなかった。「今日は馬より騎手。結果を出してくれてうれしい」と坂本和師。自厩舎所属の竹村を起用した乗り代わりが見事に成功した。
竹村は2011年の
若草賞(福山)以来、12年ぶり3回目の重賞制覇。前日の1日は40歳の誕生日だった。「調教からしっかり乗っているし、スタートに集中して理想通りの展開」。道中は2番手につけると、3角から先に仕掛けてラ
イバルを一蹴した。
愛弟子の奮闘に師匠の喜びもひとしおだ。「乗り代わりはリスクだが、竹村は1回のチャンスで結果を出した。実力を証明して成長につながる」と坂本和師。
ベラジオソノダラブの次走は
菊水賞(4月6日、園田)を予定。「直行する。1回の約束だったので鞍上は主戦に戻す」。今度は
田中学とのコンビで兵庫3冠の1冠目を奪取する。
提供:デイリースポーツ