東西で平成生まれ初の調教師が厩舎を開業させた。
上原佑紀調教師(33)=美浦=と
西園翔太調教師(32)=栗東=で、ともに父にG1トレーナーを持つ平成2年生まれだ。4日の中山8Rに
テールデトワールがスタンバイする上原佑師は「最初からチャンスのある馬を管理させていただいたので、結果を出したいと思います」と意欲を見せる。
父はG15勝馬
ダイワメジャーを育てた博之師。大学時代は馬術部で活躍し、獣医師としての経歴もある。技術調教師時代には仏、米、英など海外へも積極的に出向いた。「一生懸命にやっていけば、自分にも(世界で戦える)チャンスが来ると思うとワクワクしますし、刺激にもなります」と目を輝かせる。目標について、「まずは目の前の1勝ですが、大きな目標を掲げるなら毎年、ダービーを狙えるような、世界のトップで戦えるような調教師になりたい」と力を込めた。
博之師は「厳しいこともたくさんあり、山あり谷ありだと思うけど、好きな馬の仕事なので頑張ってもらいたいです」とエールを送る。ともに大舞台で戦える日を願っている。
提供:デイリースポーツ