3/5(日)に
佐賀競馬場で行われる飛燕賞は19年から1400mに距離短縮となったが、20年1着
ミスカゴシマ、22年2着
ザビッグレディーが佐賀
皐月賞を制しクラシックホースになっている。今年もここから飛躍を期す10頭が参戦。主な出走馬は以下の通り。
■3/5(日)飛燕賞(3歳・佐賀ダ1400m)
ブレイブアモーレ(牡3、
手島勝利厩舎)は転入組の実力馬が多く出走していた1月のニュースター特別と
ホワイトスター特別で2着。前走の準重賞・
ポーラスター賞(1300m)では3~4コーナーで外に持ち出されると末脚弾けて楽勝。佐賀デビューの強豪
ミヤノウッドリーに2馬身半差をつけた。昨秋に北海道1勝から移籍後、人気ほど走れていなかったが、ようやく軌道に乗ってきた。重賞初制覇のチャンスだ。
イチノコマチ(牝3、
平山宏秀厩舎)は地元ではすべて3着以内をキープしている。前走の牝馬重賞・
花吹雪賞(1800m)では1番人気に推され、北海道デビューの
エイシンレミーに5馬身差で2着。しかしこれまでの3勝がいずれも1300~1400mで、12月の牝馬重賞・
フォーマルハウト賞が佐賀勢として最先着の3着だったように、この距離が合っている。持ち時計も上位で
九州ジュニアチャンピオン以来の重賞2勝目も期待できる。
エイシンレミー(牝3、
東眞市厩舎)は前述のとおり長くいい脚を使って
花吹雪賞を快勝。北海道では未勝利だったが、当地の水が合うのか【3-1-1-0】と一変の走りを見せている。前走の竜門峡特別が牡馬一線級との初対戦で3着に敗れたが、同レース1、2着馬を含め佐賀で先着を許した馬は今回出走していない。互角の戦いが可能だろう。
ミヤノウッドリー(牝3、
東眞市厩舎)は1月の佐賀
若駒賞では3~4コーナー先頭から
イチノコマチの追撃をクビ差で振り切って勝利するなど、1750mで2勝をマーク。1800mの
花吹雪賞でも3着に入っている。距離短縮の
ポーラスター賞では前述のとおり
ブレイブアモーレの2着だったが、持ち時計は1秒以上短縮しており力は出した印象だ。
ディーディーデイ(牝3、
三小田幸人厩舎)は5月の新馬戦1着後、2戦して休養。1月に復帰し3戦目の3歳-3組で2勝目を挙げている。1750mの前走・
バルーン特別では3~4コーナーで手応えがなくなり4着だったが、距離短縮は向くはず。ブランクがあったためキャリアは浅いが、スピードはここでも通用しそうだ。
そのほか、九州産馬の重賞・
たんぽぽ賞で4着
カシノスパイス(牡3、
古賀光範厩舎)、
九州ジュニアチャンピオン2着馬
モーモーレッド(牝3、
池田忠好厩舎)にも注目。
発走は18時15分。
(文・栗田勇人)
次回は3/12の『はがくれ大賞典』の見どころを紹介予定です。
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