前走
シルクロードSで函館SS以来となる重賞3勝目を果たした
ナムラクレア(栗東・
長谷川浩大厩舎)。次走は
高松宮記念(3月26日・中京芝1200m)への出走を予定しており、今朝8日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
浜中俊騎手が騎乗。同じ4歳
メモリーレゾンを2馬身弱追走する形で向正面を進めたが、行きたがる様子もなく、スムーズな道中の走りといった感じ。先行した
メモリーレゾンが少しずつラップを速めていき、それをきちんとついていき、3コーナーから4コーナーも落ち着いた走りだった。
最後の直線に向いてから、並びかけるまでが速く、あっさりと抜け出す形。ただ相手も
秋華賞4着のG1実績がある馬、簡単には先着させまいと、ゴール前で差を詰めていく形となり、結局最後は僅かに
ナムラクレアが少しだけ前に出たか同着かというような感じでのフィニッシュだった。
時計は6F84.4~5F68.6~4F53.2~3F38.0~2F23.2~1F11.2秒。全体の数字はすごく地味になったが、注目すべきはラップの踏み方。きれいな加速になっていて、これは前走の1週前追い切りと同じ形。今年から取り組んでいるCW併用も完全に板についており、あとはGIのタイトル、そんなところだろう。
(取材・文:井内利彰)