「
金鯱賞・G2」(12日、中京)
素質馬
プログノーシスが態勢万全だ。8日の最終追い切りは栗東坂路で馬なりの調整。軽快なフットワークで駆け上がり、好気配を伝えた。末脚自慢の5歳馬が、4戦4勝と好相性を誇る川田の手綱で待望のタイトルをつかみ取る。重賞で好走が続く
アラタも、美浦Wで力強い脚さばきを披露。好調をアピールした。
スタンバイOKだ。重賞初制覇を狙う
プログノーシスは、西村淳(レースは川田)を背に、栗東坂路で単走。軽快な脚さばきで駆け上がり、4F55秒0-39秒3-12秒4を刻んだ。中内田師は「先週(1日)川田ジョッキーにまたがってもらい、馬が変わってきてくれた雰囲気があったので、これで十分かなと思って今週は坂路で整える程度でした」と説明。陣営も納得の調整が積めている。
前走の
中日新聞杯は4着に敗れたが、上がり3Fは33秒2とメンバー最速で勝ち馬と0秒1差なら負けて強しの内容。指揮官も「乗り難しい馬ですのでジョッキーと相談して、あのような競馬をしようと話していました。しまいは僅差でちょっと届かずという内容だったけど、馬自身はしっかり走ってくれました。内容的には悪くなかったと思います」と全く悲観していない。
G1馬や重賞ウイナーなど強敵がそろったが、決して引けは取らない。今回は過去4戦全勝の川田とのコンビ再結成が心強い。師は「まだ先がある馬ですが、現時点でも能力は示してくれています。しまいを生かすためには道中のリズムが一番大事です。いい
バランスで走ってくれれば、しまいは間違いなく来てくれるんじゃないかというイメージもあります。自分の競馬をさせてもらえるか、どうかだと思います」と見据える。自身3度目の重賞で、今度こそ念願のタイトルをつかみ取る。
提供:デイリースポーツ