土曜中京9Rの伊良湖特別(4歳上・2勝クラス・ダ1200m)は
ハクサンライラック(牝7、栗東・飯田雄三厩舎)の末脚にかける。
7歳牝馬と聞けば衰えが気になるが、この馬に限れば心配はいらない。それどころか今まさに充実期の雰囲気すらあって、昨夏以降は5戦連続で4~6着と堅実。
とりわけ評価したいのは前走だ。4角で他馬と接触してトモを落とすアク
シデントがありながら、盛り返すように伸びて0秒9差の5着。3着とは僅かに0秒1差だった。しかも当時3着の
カフジエニアゴンは次走でタイム差なしの2着。同4着の
ニューフロンティアに至っては次走を勝った後、3勝クラスでも勝ち負けを演じている。
そんな実力馬と、不利がありながら僅差の競馬を演じたのだから、
ハクサンライラックも現級を勝てる力を持っているに違いない。
あとは展開一つ。中京ダートは前残りのイメージが強いが、上級クラスの1200mに限れば、意外に差し優勢。ゴール前の大逆転を期待したい。