北海道は日中、2桁の気温が続いていた期間もあり、道路の雪はほぼなくなった。例年より春の訪れは早く感じるとともに、ホッカイドウ競馬では16日から2歳馬による能力検査が行われる。今年は、本走路の馬場改修に伴い、内走路を使って実施される(距離は同じ800メートル)。13日に日高地方はかなり雨が降り、昨年同様、道悪での能検は避けられない印象を受ける。内走路で調教をした際、本走路より時計が速い傾向があるので、コーナーはきつくても、道悪ならある程度速いタイムは出そうなイメージが湧く。今年は暖冬なので、どの厩舎も2歳馬の調整の進み具合は早く、開幕に合わせて例年より1週遅い能検初日でもあり、全21Rが組まれ、121頭が出走予定となる。
今年の新種牡馬の産駒は
エピカリス(1R、9R)、
アレスバローズ(2R)、
アポロケンタッキー(3R)、
モーニン(3R、6R、7R、10Rは2頭、13R、17R、19R)、
ロジャーバローズ(3R)、
サンダースノー(6R)、
アニマルキングダム(6R)、
キタサンミカヅキ(7R)、
ヘンリーバローズ(9R)、
ミッキーグローリー(10R、12R)、
シュヴァルグラン(10R、14R)、
アドミラブル(16R)が出走予定。
モーニンは、初年度産駒が118頭が血統登録されており、日高で繋養(けいよう)されている新種牡馬の中で最も頭数が多く、能検初日から8頭の産駒が登場する点でも仕上がりの早さにも注目だ。
全体を見渡した時、田中淳調教師もスピードに期待を寄せる
マジェスティックウォリアー産駒の
カプセル(牡2歳、北海道・田中淳)が20Rに出走。14日に坂路で併せ馬を行い、3F39秒3−1F12秒4を引っ張り切りの手応えでマークした。その動きの良さから、能検でも注目を集めそうだ。1Rは午前11時から行われ、おおよそ15分間隔で行われる(5R、10R、15R終了後にハローが入る)。(競馬ライター)
スポーツ報知