JRAの厩務員、調教助手らが加盟する4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)が調教師会に賃金体系の改正を訴えた団体交渉で、妥結した全馬労を除く3労組は18日、調教師会に19日の開催スト解除を伝えた。18日は調教師や非組合員、JRA職員らによる業務分担で開催が続行されたが、3労組の組合員も臨場して協力していたという。
関東労の小倉書記長は「17日の全馬労の離脱は痛かったです。4労組で固まっていけるように要求してきましたが、仕切り直す必要があると判断しました。今回は競馬界だけでなく労働界からも注目を集めていたので、腰折れの形になってしまったのは残念」とコメント。今後は新賃金体系に新たな要求を行っていくとみられる。
◆日本調教師会・
手塚貴久会長「誠意を持って交渉し、精いっぱいの努力をしましたが、残念ながらス
トライキに至る事態となり、ファンの皆さまにはご心配をおかけしました。今後も魅力ある競馬を提供するため、全力で強い馬づくりに邁進(まいしん)してまいります」
◆JRA佐野健吉競走担当理事「3労組から新たな春闘に関する要求を出すと聞いており、そちらの方で交渉をしたいということで、ストを解除するという話になったようです」
提供:デイリースポーツ