昨年の覇者
ナランフレグ(牡7、美浦・
宗像義忠厩舎)が
高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)の連覇に挑む。
これまで
高松宮記念の連覇に挑んだ馬は11頭。しかしながら勝ったのは11年
キンシャサノキセキの1頭だけ。この年は阪神開催だったので、中京開催の
高松宮記念を連覇した馬は1頭もいない。
また、1番人気に支持された4頭に限れば、97年
フラワーパークが8着、02年
トロットスターが5着、03年
ショウナンカンプが7着、08年
スズカフェニックスが3着。勝利どころか連対すら果たせていないのは意外だ。
今年こそ連覇が見られるか。
ナランフレグは始動戦だった前走の
オーシャンSが0秒7差の9着。昨年の2着と比較すると物足りなく映るが、今年はプラス15kgの数字が示すように、明らかに先を見据えた仕上げだったし、他馬より重い59kgを背負ってもいた。それでいて上がり3Fはメンバー中2位タイの33秒2だから、悲観する必要はない。
大目標の今回、左回りの中京に替わるのは大きなプラス。8番人気だった昨年同様の伏兵扱いとなるかもしれないが、史上2頭目の連覇があっても決して不思議はない。