【G1ドキュメント・栗東=30日】予定通り、ゲートインにこぎ着けた。
ダノンザキッドは水曜に発走調教再審査に合格。前走・
中山記念(11着)で発走前にゲートをくぐったため課されていた。
大阪杯出走が可能となり陣営もひと安心。
坂田は担当の上野助手に取材しようと、もう一頭の担当馬であり、2歳下の半弟
ダノンタッチダウンが
皐月賞2週前追い切りを終えたところで直撃した。「ゲート練習をしていたし、試験は大丈夫だろうと思っていた」と振り返り、状態面についても「デビュー当初に比べれば、競馬に行っての
テンションがマシになった気がする。去年の
マイルCSぐらいから落ち着きが出てきた。前回も良かったんだけどね。今回も変わらずいいと思う」と
ジャッジ。前走の敗因について首をかしげる面はあるものの、仕切り直しの一戦に向け、手応えは上々だ。兄弟2頭は「調教が終わり、洗い場に入れる時の雰囲気は似ているよね。(
タッチダウンの方が)最初から(
テンションが上がらず)ドンと構えていた」と笑みがこぼれた。
追加取材で厩舎へ。キッドの最終追いが先週日曜(坂路4F54秒1〜1F12秒3)となったことで調整面に難しさがあるか、調教役の安田助手に聞いた。「今朝は運動とプールで調整しました。香港でも直前は微調整で結果(
香港C2着)が出ましたしね」と不安を一切、感じさせない口ぶり。「ただ追い切ればいいという馬ではなく、ゲート試験が終わってからカイバを食べてくれているのがいいですね。精神面は
中山記念に使う前よりいいのかなと思います」と続けた。本領を発揮すれば、やはり印は外せない。坂田は陣営の手応えをひしひしと感じた。
スポニチ