池添謙一騎手が
ブトンドール(牝3、栗東・
池添学厩舎)で
桜花賞(3歳牝・GI・阪神芝1600m)の6年ぶり3勝目を狙う。
大一番に強いことで知られる“GI請負人”だが、とりわけ
桜花賞では何度も波乱を演出している。これまでに17回騎乗して[2-4-0-11]の勝率12%、複勝率35%。02年に13番人気
アローキャリーでGI初制覇を果たすと、翌03年は13番人気
シーイズトウショウで2着。さらに15年に7番人気
クルミナルを2着に導くと、17年には8番人気
レーヌミノルで待望の2勝目を挙げている。その後の4回は全て2桁着順だが、だからこそ尚更不気味とは言えないか。
今年のパートナーは
函館2歳S覇者の
ブトンドールだ。前々走の阪神JFが10着、前走の
フィリーズレビューも1番人気に推されながら6着。マイルへの距離延長やモタれ癖の解消など、課題は山積しているが、それだけ巻き返しの余地があるともいえるだろう。池添騎手は初騎乗だが、自身の
桜花賞2勝がともにテン乗りだったというのは意外な事実であり、吉兆の
サイン!? 勝てば弟・学師との兄弟タッグでGI初制覇。ドラマチックな桜3勝目を期待したい。