自らがが立ち上げたア
パレルブランド「CL by
C.ルメール」の
ポップアップストアのオープンに先立って、
クリストフ・ルメール騎手が取材に応じ、ブランドへの思いなどを語った。
冒頭で
ルメール騎手は「競馬界とファッション界とのコンビネーション。一年前にブランドがデビューして、皆さんのおかげで、こうして新しいコレクションを発表できて最高です」と挨拶。
Tシャツの
グラフィックを担当した尾花龍一氏は、「普段からSNS等で競馬は
アートだと発信させていただいています。和
アートのテイスト生かし、
ストリートジョッキーというテーマに合うビジュアルを心がけました」とデザインの意図を語った。ちなみに、「
ストリートジョッキー」は造語で、「競馬を着こなせ」「メイドイン
ジャパン」と並ぶブランド
コンセプトのひとつだ。
もともとファッションが大好きで、「サッカーやバスケットボールのように、その競技に根ざしたア
パレル文化がなぜ競馬にないのか」と感じていたという
ルメール騎手。ブランドを立ち上げた理由として「スポーツとしての競馬の熱を、外部に持ち出したい。私のブランドを、ジョッキーになった気分で着こなしてもらえれば」と解説。
「ひとつの夢が叶いましたね」という記者の質問には、「私のブランドを着ている人がいて、それをみた人が競馬に興味を持ってくれた時、私の夢は叶います。競馬文化が次のステージに進むための一翼を担えれば」と抱負を語った。
今週末から
中央競馬ではいよいよクラシックが開幕。
ルメール騎手は
桜花賞に
ハーパーで、
皐月賞には
ファントムシーフで参戦する。
桜花賞については「阪神JFを勝った
リバティアイランドはすごく走ると思う」と警戒し、
皐月賞については「(この世代の牡馬に)スーパーホースはまだいないと思うのでチャンスはある」と期待を口にした。
同ブランドの
ポップアップストアは、4月6〜9日に代官山
ヒルサイドテラスで、5月2〜7日に大阪南船場
イマジン&デザインで開催される。
(取材=松山崇)