◆サンタ
アニタダービー・G1(4月8日、サンタ
アニタパーク競馬場・ダート1800メートル=8頭立て)
木村和士騎手が騎乗した大井所属の
マンダリンヒーロー(牡3歳、
藤田輝信厩舎、
父シャンハイボビー)は惜しくも鼻差の2着に敗れた。勝ったのは前評判の高かった
プラクティカルムーブ(牡3歳、 T.ヤクティーン厩舎)で勝ち時計は1分48秒69。
このレースは
ケンタッキーダービー・G1(5月6日、米国
チャーチルダウンズ競馬場)に出走するためのポイントが設定された「ロード・トゥ・ザ・
ケンタッキーダービー」の対象レース。今回は2着40ポイントを獲得した。
同馬は昨年6月にデビュー後、
ハイセイコー記念など4戦4勝。今年初戦の
雲取賞では2着に敗れたが、地方馬としては初のアメリカ遠征を決めた。鞍上には北米を中心に活躍し、昨年はカナダでリーディングを獲得した木村騎手を迎えての挑戦だった。
同レースは
ケンタッキーダービーの前哨戦として知られ、1989年には
サンデーサイレンスがここから本番も連勝。また、2018年には米国競馬史上2頭目となる無敗の3冠馬となった
ジャスティファイもこのレースから快挙へとつなげている。
今年の
ケンタッキーダービーには日本からすでにUAEダービーを勝った
デルマソトガケ(牡3歳、栗東・
音無秀孝厩舎、父
マインドユアビスケッツ)と同3着の
コンティノアール(牡3歳、栗東・
矢作芳人厩舎、父
ドレフォン)が参戦を表明しており、すでに米国入りしている。
藤田調教師「惜しかったですねー! 最後もう少しで届くと思ったんですけど、前走を思い出してしまいました。前半も意外とついていけて、終いの脚がしっかりしているのは判っていたので…。あとはもう木村騎手に”追ってくれ!!”と。あと、スタートが決まったのが大きかったです。ふだんもっこと出る感じなのに、木村騎手もうまく出してくれましたし、ゲート
ボーイにも御礼をはずまないといけません(笑)。本当に来てよかったです。
ケンタッキーダービー、ぜひ行きたいと思います」
スポーツ報知