◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断
10人のホースマンが
アスクビクターモアの立ち姿を見れば、10人とも中距離馬だと思うでしょう。各部位のつながりに遊びがないガチッとした体形。それでも、
菊花賞を制したのは疲れのたまりづらい柔軟な筋肉を
バランス良く身につけているからです。
父ディープインパクト譲りのしなやかな筋肉が父同様、距離に融通を利かせている。
賢そうな顔立ちで
リラックスしながら立っています。無駄なことに体力を消耗しないクレバーさがうかがえる立ち姿。気性的にも長距離を克服できるのでしょう。古馬になって全体にたくましくなりました。毛ヅヤも抜群。よほど体調がいいのでしょう。中距離体形でも
菊花賞以上の気配で長距離王の座に挑めます。
スポニチ