先週まで続いた第1回福島の開催リーディングに、
永島まなみ騎手(20)=栗東・高橋康=が輝いた。デビュー3年目で自身初なのはもちろん、女性騎手の開催リーディングも19年第3回新潟の藤田菜七子以来、史上2人目の快挙となった。
開催6日間で41鞍に騎乗して7勝、2着8回の大活躍。まなみは「取りこぼしてしまったのもありました」と謙虚に振り返りつつ、「たくさん乗せていただいて本当に感謝の気持ち。結果で恩返しできたのは良かったです」と充実の表情だ。
今年ここまでJRAで14勝をマーク。キャリアハイだった昨年の21勝を大きく上回るペースだ。以前は減量を生かした逃げ切り勝ちが目立っていたが、今年は中団・後方に控える競馬でも勝ち鞍を伸ばしている。「デビューした頃よりも、全体のペースをつかんだり、馬の持ち味を徐々に引き出せるようになってきたと思います」と本人も実感する成長が結果に結び付いている。
昨年から積極的に教えを請う横山典からも、「『おめでとう』と言っていただきました」とニッコリ笑った。27日には園田で勝ち鞍を挙げ、中央&地方合わせて51勝に到達。減量特典は4→3キロ(来週以降)となった。今週から舞台は新潟に。「前でも後ろでも勝たせられるジョッキーになりたい」と語るみちのくの女王が、越後でもトップを狙う。(デイリースポーツ・島田敬将)
提供:デイリースポーツ