「NHKマイルC・G1」(5月7日、東京)
昨年は3連単153万円の大荒れ決着。今年も混戦ムードが漂っている。
中心を担うのは、世代のマイル界制圧を目指す2歳王者
ドルチェモア。今季初戦の
ニュージーランドTは主導権を握るも、直線で伸びを欠き7着惨敗。ゲート入りを嫌がるなど、レースに気持ちが向いていない感じだった。ただ、一度使われたことで体調は上向き。須貝師は「調教を見ても、朝日杯の時の走りになっている」と上昇ぶりを強調する。三浦との新コンビで反撃を期す。
ニュージーランドT覇者
エエヤンもV候補だ。デビューからの2戦は中距離戦を使われていたが、マイル路線にかじを切ると破竹の3連勝。勢いなら間違いなくナンバー1だろう。同じ
シルバーステート産駒の
カルロヴェローチェもV圏内にいる。
ファルコンSは直線で窮屈になる場面がありながらも鼻差の2着。素質は高く、レーンとの初タッグで躍進といく。
アーリントンCを鮮やかに差し切り、重賞V2とした
オオバンブルマイ。吉村師は「あの馬場にも対応して、千六も走れた。東京も経験がありますから」と色気ありの様子。歴代最多のレース3勝を誇る名手・
武豊とのコンビなら不安はない。
皐月賞は大敗した
ダノンタッチダウンも、実績のあるマイルに戻れば見直しが可能。
ジュニアCを楽勝した
クルゼイロドスルや、
ウンブライル、
シングザットソング、
モリアーナの牝馬勢も侮れない。
提供:デイリースポーツ