NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)は牝馬の活躍が目立つレースだ。これまでに61頭が出走して[5-5-5-46]の勝率8%、複勝率25%。回収率は単勝が147%、複勝が160%だから、ベタ買いでも大幅プラスとなっている。ちなみに牡馬は勝率5%、複勝率16%。回収率は単勝が55%、複勝が87%だから、明らかに牝馬に分がある。
今年は5頭の牝馬が登録している。エース格は
ウンブライル(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)。阪神JFが15着、
クイーンCが6着と低空飛行が続いたが、初ブリンカーの前走ニュージーランドTがガラリ一変の2着。当時の走りを再現できれば十分にチャンスがある。
さらには
フィリーズレビュー覇者の
シングザットソング(牝3、栗東・
高野友和厩舎)、ニュージーランドTで4着だった
モリアーナ(牝3、美浦・
武藤善則厩舎)も上位争いになりそう。
エルフィンSを逃げ切った
ユリーシャ(牝3、栗東・
中村直也厩舎)、末脚自慢の
ミシシッピテソーロ(牝3、美浦・
畠山吉宏厩舎)も展開次第では侮れない。17年の
アエロリット以来、6年ぶりとなる牝馬の戴冠が期待できそうだ。
【
NHKマイルCを制した牝馬】カッコ内は人気
97年
シーキングザパール(1)
05年
ラインクラフト(2)
07年
ピンクカメオ(17)
16年
メジャーエンブレム(1)
17年
アエロリット(2)