一昨年の
ホープフルS覇者の
キラーアビリティ(牡4、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、
新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)で3つ目の重賞タイトルを狙う。
前走の
大阪杯では13着に大敗したが、着差は僅かに0秒9。内有利の流れで外々を回したことを考慮すれば、着順ほど悪い内容ではなかった。今回はGIII、しかもメンバー中唯一のGI馬となるだけに、実績的には負けられない一戦となる。
最大のカギは59kgのトップハンデだろう。
ディープインパクト産駒が平地で58.5kg以上を背負ったことは14回あるが、その成績は[1-0-0-13]の勝率7%。15年
ディセンバーSを
トーセンレーヴが59kgで勝って以降、目下12連敗中となっている。
キラーアビリティ自身、過去3勝は54〜56kgで、59kgを背負うのは初めて。それだけに克服することは簡単ではなさそうだが、GI戦線に再チャレンジするためには、何としても結果を出したい。