「NHKマイルC・G1」(7日、東京)
アーリントンCを制して大一番に臨む
オオバンブルマイは3日、
武豊を背に栗東坂路で併せ馬。一杯に追われる
ロングウッド(3歳未勝利)を尻目に、馬なりのまま4F52秒8-38秒5-12秒8マーク。豪快に4馬身先着を決めた。
前走からの間隔を考慮して、これがレースに向けて最初で最後の速い時計。感触を確かめた鞍上は「中2週なので、それほど強い調教はいらないという指示。馬は元気が良く、抑えるのに苦労するくらい。ラストも整える感じでしたが、いい動きでした」と明るい表情だ。「坂路だったので上積みはどうか分かりづらいですが、気になるところは全くないです」と言い切った。
前走馬体重は426キロ。牡馬としては小柄な部類だが、ユタカは「数字を見るまで420キロ台だとは思わなかった。ギャップがあります」と、小ささを感じさせない背中に素質を感じ取る。先行、差しと脚質自在に重賞V2を挙げてきた“小さな巨人”が、府中のマイルでも躍動する。
提供:デイリースポーツ