◆第149回
ケンタッキーダービー・米G1(日本時間5月7日、
チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル、18頭立て)
壁は高かった。今年は日本から初めて2頭が参戦したが、
クリストフ・ルメール騎手=栗東・フリー=騎乗でUAEダービーからの連勝を狙った
デルマソトガケ(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎、父
マインドユアビスケッツ)は6着、カナダを拠点に活躍する
木村和士騎手の騎乗で、地方から初の挑戦だった
マンダリンヒーロー(牡3歳、大井・
藤田輝信厩舎、
父シャンハイボビー)は12着に終わった。優勝はカステリャーノ騎手とコンビを組んだキャリア3戦のメイジ(牡3歳、米国・Gデルガド厩舎、父グッドマジック)。2着は
トゥーフィルズ(J
ラブベリー騎手)。3着に
エンジェルオブエンパイア(Fプラ騎手)が続いた。
過去の日本馬は2019年の
マスターフェンサーによる6着が最高だった。今年は当初、3頭が参戦の意思を示していたが、UAEダービー3着の
コンティノアール(牡3歳、栗東・矢作厩舎、父
ドレフォン)が直前で取消。2頭で「スポーツの中で最も偉大な2分間」と称されるほど全米の注目を集める一戦の初勝利を、さらに
マルシュロレーヌの2021年ブ
リーダーズCディスタフ以来、2度目となる日本調教馬によるアメリカのダートG1制覇を狙っていたが、かなえることはできなかった。
また、
マンダリンヒーローにとっても、2006年
シンガポール航空国際C(クランジ競馬場・芝2000メートル)を制したホッカイドウ競馬の
コスモバルク以来となる地方所属馬2頭目の海外G1制覇には手が届かなかった。
◆これまでの日本馬による
ケンタッキーダービー挑戦
1995年
スキーキャプテン 14着
2016年
ラニ 9着
2019年
マスターフェンサー 6着
2022年
クラウンプライド 13着
スポーツ報知