◇G1・
ヴィクトリアマイル(2023年5月14日 東京芝1600メートル)
今週は、春の東京5週連続G1第2弾、古馬牝馬マイルNo・1決定戦「第18回
ヴィクトリアマイル」。白毛のアイドル馬
ソダシが今年の始動戦。史上3頭目の連覇に挑む。ほかにも、古馬G1初制覇に挑む3歳牝馬2冠
スターズオンアース、昨年の
安田記念覇者
ソングラインなど超A級牝馬がずらり。激戦必至のスピード勝負を見逃すな。
昨年このレースで、鮮やかな復権劇を見せた
ソダシ。その後は2000メートルの
札幌記念、1800メートルの
府中牝馬Sで人気を裏切った。だが、距離を短縮した
マイルCSで一変。厳しいペースで3着粘走と強い競馬。やはり、マイルでは崩れない。CWコースでの1週前追いでは6F78秒8~1F11秒4と好時計。今季初戦でも状態に不安はない。鞍上には、19年にテン乗りで
ノームコアを初G1制覇に導いたレーン。必勝態勢で、
ヴィルシーナ、
ストレイトガールに続く史上3頭目の連覇を狙う。
スターズオンアースは、古馬との初対戦となった前走・
大阪杯が優秀。スローペースで前残り決着の中、後方から上がり最速の脚で2着。2冠牝馬の力を見せつけた。昨年の
桜花賞を制しているように、距離も守備範囲。このレース最多3勝を誇る鞍上ルメールと、直線が長い府中で自慢の末脚を爆発させる。
ナミュールは重賞タイトルこそ
チューリップ賞だけだが、G15戦で4回掲示板の実力馬。G1初制覇に機は熟している。
ソングラインの地力にも期待。
シュネルマイスター、
セリフォスなど好メンバーがそろった昨年の
安田記念は、圧巻のパフォーマンスで優勝。近2走は、初の1200メートル、レース前の体調不良と敗因が明確。1週前追いに騎乗し、感触を確かめた新コンビ戸崎と復活を目指す。
《1週前はハードに》
昨年覇者
ソダシは1週前追いでハードに追ってきた。CWコース併せ馬で
ユティタム(3歳オープン)に首差遅れはしたが、6F78秒8の猛時計。ラスト1Fも11秒4と、しっかり伸びており、力感十分だった。須貝師は満足げ。「久々なのでしっかりと。これでモードに入ってきたかな。これだけの時計を出したから、当週はサラッとでいいかもしれんね」と話している。
スポニチ