「NHKマイルC・G1」(7日、東京)
9番人気の
シャンパンカラーが、直線力強く抜け出してG1初タイトルを奪取。ベテラン内田博のしったに応え、直線のたたき合いを制して3歳マイル王に輝いた。2着は8番人気の
ウンブライル、3着には3番人気の
オオバンブルマイが入り、3連単は26万円超の波乱となった。
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混戦と予想していたNHKマイルCは、結果的に後方から運んだ3頭での決着。この3頭は道中は同じような位置にいましたが、その中でも1着の
シャンパンカラーは、スムーズな競馬ができました。結果として差し有利の展開、外が伸びやすくなった馬場状態など、全てがうまくかみ合った感じです。力を出し切りました。
2着
ウンブライルは最後、目を見張るような末脚を見せました。
ステルヴィオの全妹という血統ですから、今後マイル路線で楽しみな存在になるでしょう。3着
オオバンブルマイはいいスタートを切ったけど、
武豊君はスッと下げましたね。この辺りが彼のただ者ではないところ。結果は3着でしたが、この馬の力は引き出しました。
ダノンタッチダウンは大外枠がかわいそうでした。終始、外を回る形になってしまいましたね。いったんは先頭に立ちましたが、その分、最後は止まってしまいました。
本命にした
エエヤンはスタートしてから向正面のストレートでかなり行きたがってました。中山だとコーナーがすぐにあるので、そこで手前を変えながら折り合うことができますが、ワンターンの今回の舞台ではそれができなかったし、直線では前があきませんでした。今回は残念でしたが、折り合ってスムーズな競馬ができればいい脚を使える馬なので、今後の成長に期待したいです。
提供:デイリースポーツ