今週の開催は、先週に引き続き「東京・京都・新潟」の3場。重賞は土曜日に京王杯ス
プリングC(GII・東京・芝1400m)、日曜日に
ヴィクトリアマイル(GI・東京・芝1600m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をAIが予想するこのコーナー。今週は
ヴィクトリアマイルをピックアップ。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、絶好の狙い馬を探します。
月曜日現在、登録馬は19頭(登録のある
アートハウスは骨折のため回避)。フルゲートは18頭となっています。
現在、上位人気が予想されるのは、昨年の
桜花賞(GI・阪神・芝1600m)、
オークス(GI・東京・芝2400m)を制した
スターズオンアース(牝4・栗東・高柳厩舎)。近2走はスムーズさを欠いたり展開に泣かされて勝ち切れていませんが、負けて強しと言える内容で能力の高さに疑う余地はありません。
対するは、昨年の覇者である
ソダシ(牝5・栗東・須貝厩舎)。GIで3勝を挙げている実績はメンバー随一。前走の
マイルCS(GI・阪神・芝1600m)では牡馬相手に3着と好走しており、休み明けの一戦となりますが仕上がりに問題がなければ上位争いに加わってくるはずです。
さらには、今回と同じ舞台である
東京新聞杯(GIII・東京・芝1600m)で牡馬相手に2着と結果を残している
ナミュール(牝4・栗東・高野厩舎)も虎視眈々とGI初制覇を狙います。
ほかにも昨年の
安田記念(GI・東京・芝1600m)を勝った
ソングライン(牝5・美浦・林厩舎)、前走の
高松宮記念(GI・中京・芝1200m)で2着好走の
ナムラクレア(牝4・栗東・長谷川厩舎)、昨年の
秋華賞(GI・阪神・芝2000m)の勝ち馬
スタニングローズ(牝4・栗東・高野厩舎)など。他にも重賞勝ち馬が多数出走を予定しており、混戦模様の一戦と言えるでしょう。
【広々としたコースで本領発揮】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は
スターズオンアースでした。
同馬は父
ドゥラメンテ・
母サザンスターズ(母
父Smart Strike)という血統。成績はこれまで9戦3勝[3-4-2-0]です。
デビューは21年8月の新馬戦(新潟・芝1800m)で2着と好走。2戦目の未勝利で順当勝ちを収めましたが、
赤松賞(1勝クラス・東京・芝1600m)で3着に敗れました。
その後は
フェアリーS(GIII・中山・芝1600m)とクイーンC(GIII・東京・芝1600m)で連続2着と好走し
桜花賞へ。重賞連対の実績はあったものの、あくまでも1勝馬という評価で7番人気でしたが、ゴール前では強烈な決め手を発揮しGI初制覇を飾りました。
続く
オークスでも直線で、鋭い差し脚を見せて二冠達成。三冠を目指し出走した
秋華賞ではスタートで後手を踏み、直線でも最速の上がりを使って追い上げるも3着。しかし、直線でごちゃつきながらも追い上げたあたりに非凡な能力を感じさせる内容でした。
前走の
大阪杯(GI・阪神・芝2000m)ではスタートで大きな出遅れもなく行き脚もつきましたが、スタンド前で両サイドから挟まれるような形となりポジションを下げざるを得ない不利。その後はスムーズに運び直線でも上がり最速を記録しましたが、前が残る展開にも泣かされて2着に惜敗しています。
近2走はスムーズに運べず力を出し切っていない印象ですし、阪神の内回りも合わないのかもしれません。今回は広い東京での一戦。破壊力十分の末脚が武器のタイプだけに直線が長くなる事もプラス材料です。近2走のうっ憤を晴らすには絶好の舞台であり、巻き返しに期待が高まります。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後、AIがどのように判断するのか…。レース直前のAI予想も楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)