「
ヴィクトリアマイル・G1」(14日、東京)
2022年の牝馬2冠馬
スターズオンアースが、美浦Wで文句なしの走りを披露。本番に向けて好ムードをアピールした。デビューからここまで、G1を含めて4着以下なしと安定感抜群。ここで最上の結果を出し、改めて現役牝馬最強を印象づける。
1週前と同じく美浦Wで
ステラダイヤ(5歳2勝クラス)との併せ馬。相手を4馬身ほど前に置いて向正面から発進した。4角手前から外へ持ち出し、ほぼ馬なりで1馬身先着。6F82秒9-37秒5-11秒3を計時した。
◆C・
ルメール騎手 -追い切りの感触は。
「きょうは馬の反応を感じたかった。前走の時よりも良かったと思う。1回使って状態が上がってきたし、完璧になった。直線は相手が先に動いたけど、こっちは“ボタン”を押したら、すごく走り方が良くなった」
-調教師とはどんな相談を。
「追い切りの内容をリポートしたくらい。あとはスタートについて話した。ゲート練習をするようですね。今度はいいスタートを切れるかも」
-レースのイメージは。
「千六だから、少しスピードを出さないといけない。序盤にスピードを出せるかどうかが最も大きな課題。前めの競馬をするためにも、スタートは大事だと思う」
-今週末は道悪の可能性も。
「柔らかい馬場でも戦えます」
◆
高柳瑞樹調教師
-前走の
大阪杯は2着。
「休み明けでもすごくいい状態で臨めました。阪神の内回りだったし、ポジションがもう少し前だったらと」
-追い切りについては。
「抜ける反応は良かったし、いい動きだったと思います」
-古馬になっての成長度合いは。
「前走の時点で、かなり成長した感触がありました。中5週なので、そこからさらに成長とはいかないですが、いい状態で出られると思います」
-舞台設定は。
「広いコースは魅力的。広く、直線が長いのはいいと思います」
-課題のスタートは。
「いつも練習はしていて、出ています。あとは周りとの関係ですね。出てくれたらと思います」
-意気込みを。
「(週末までの)残された時間も、いい状態に持っていけるように努めます」
提供:デイリースポーツ