競馬開催日における通信機器の不適切使用で13日から6月11日まで30日間(開催10日間)の騎乗停止処分を受けた
古川奈穂(22矢作)は15日から3週間、南関東の
大井競馬場で調教騎乗することになった。11日、矢作師が明らかにした。同時に大井所属の
吉井章(22=松浦)が16日から2週間、栗東で調教に騎乗する。
矢作師と大井の松浦調教師が練り上げて実現したプロジェクト。矢作師は「古川には異なった厳しい環境に身を置くことで、騎乗技術だけでなく心身共に鍛錬し、初心に戻って努力してほしいという思い。吉井君には
JRAの芝馬に乗ったり、さまざまな調教コースや矢作厩舎の仕上げを経験することで自身だけでなく大井全体に
フィードバックしてほしいという思いがあります」と説明した。
JRAの騎手が地方の競馬場に滞在して調教騎乗するのは異例のこと。矢作師は「地方と中央のさらなる交流の発展と日本の競馬全体を底上げして、共に海外の一流馬と戦うための一助になればと考えています」とコメントした。
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