12日、
船橋競馬場で2歳馬のトレーニングセール『2023千葉サラブレッドセール』が行われた。セリの開始前には公開調教も実施。58頭の上場馬のうち、94.8%にあたる55頭が売却された。
最高売却価格の1億円(税別)を記録したのは、
ダンサーデスティネイションの2021(牡、父
ロードカナロア)で『ベラジオ』の冠名で知られる林田祥来氏が落札。母は英国産馬で伊1000ギニー(G3)を制している。2番目は、
サラーシスの2021(牡、
父ハーツクライ)の9400万円(税別)でキー
ファーズが落札。母は米国産馬でレイヴンランS(米G2)など重賞5勝を挙げている。
牝馬の最高価格は
シーサイドロマンスの2021(牝、父
ドレフォン)の5500万円(税別)で『クリノ』の冠名で所有する栗本博晴氏が落札。公開調教で1番時計だった
ラストメッセージの2021(牡、父
サトノアラジン)は1100万円(税別)で星加浩一氏が落札した。
総売上は13億870万円(税別)で昨年から約5億円増加。同セールの出身馬には
東京大賞典を4連覇した
オメガパフュームや、今年の
スプリングSを制した
ベラジオオペラなどがいる。これまでの最高落札価格は21年に藤田晋氏が落札した
ドーブネで4億7010万円(税別)。