ヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)は逃げ馬の活躍が目立つレースだ。過去17回を振り返ると、07年に9番人気
アサヒライジングが2着、09年に7番人気
ショウナンラノビアが3着、14年に11番人気
ヴィルシーナが1着、15年に18番人気
ミナレットが3着。実に4回も高配当を提供しているのだ。近年も20年に12番人気
トロワゼトワルが4着。そして昨年も18番人気
ローザノワールが2着からタイム差なしの4着に踏ん張っている。
そこで今年のメンバーを見渡すと、意外にも前に行く馬が少ない。ならば狙い目は
サウンドビバーチェ(牝4、栗東・
高柳大輔厩舎)だ。昨年の
紫苑Sが逃げて
スタニングローズからクビ差の2着なら、前走の
阪神牝馬Sは番手からの押し切り。リズム良く先行できれば、とにかく渋太い。昨秋の
秋華賞もベストではない2000mながら、先行して0秒4差の7着だから、展開一つでGIでもやれる力は示している。
今回は積極的な騎乗
スタイルの松山騎手とのタッグなので、おそらくは逃げる手だろう。4角までマイペースで行ければ、馬券圏内はもちろん、一気に戴冠まであっていい。