鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)は
池江泰寿厩舎のためにあるレースといっても過言ではない。これまでに延べ15頭が走って[6-0-1-8]の勝率40%、複勝率47%。15年から18年まで4連覇を達成するなど、歴代最多の6勝を挙げている。
今年は
ボッケリーニ(牡7)で参戦する。近走は2400m以上を使われているが、20年に
中日新聞杯を勝つなど、以前は2000m前後が主戦場だった馬。距離短縮がプラスとは言わないが、少なくとも大きなマイナスになることはないだろう。59.5kgのハンデを嫌い、先週の
目黒記念を回避したが、1週後ろ倒しでかえって仕上がりは進んだはず。昨年の
目黒記念以来、3つ目の重賞タイトル獲得を期待したい。