現地時間29日、英・
アスコット競馬場で行われたクイーンエリザベス2世S(3歳上、英G1・芝8f)は、L.デットーリ騎手騎乗の3番人気
ラモンティ Ramonti(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が、2、3番手追走から残り400mあたりで抜け出すと、外から追い込んだ1番人気
エクセレントアート Excellent Artの追撃を1/2馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分42秒45(重)。さらに1/2馬身差の3着には
デュークオブマーマレード Duke of Marmaladeが入り、前走のムーランドロンシャン賞(仏G1)などG1・3勝のダージナ
Darjinaは7頭立ての最下位に敗れた。
勝った
ラモンティは、父
Martino Alonso、
母Fosca(
その父El Gran Senor)という血統の仏国産馬。05年3月にイ
タリアでデビューし、3歳時は伊2000ギニー(伊G2)を制したほか、伊ダービー(伊G1)2着などクラシック戦線で活躍。昨年10月のヴィトリオディ
カプア賞(伊G1)でG1初勝利を挙げた。昨年末の
香港マイル(香G1)3着後に現厩舎に移籍。今年は
クイーンアンS(英G1)、サセックスS(英G1)を制し、前走はムーランドロンシャン賞でダージナの2着だった。通算成績18戦11勝(重賞7勝)。