春の東京5週連続G1も終わり、先週から始まった2歳戦も
ヒートアップ。今週も東西で注目馬が初陣を飾る。阪神は土曜芝1600メートル戦の
モーリス産駒
フェンダー(牡=斉藤崇)が評判を集めている。
夏の阪神マイル新馬戦は重賞ウイナーの宝庫だ。ここ3年を見ても
ステラヴェローチェ、
ダノンスコーピオン、
ファントムシーフが勝ち名乗りを上げ、その後にタイトルを手にしている。10日の阪神5R新馬戦(芝1600メートル)に登場する
フェンダーも“出世コース”へ進める期待馬だ。
先月31日の1週前追いはCWコースで6F83秒5~1F11秒7をマークした。毎週、オープン馬の胸を借りて併せ馬を消化。登藤助手は「水準以上のタイムが出ていますし、新馬としては十分です。500キロ近くある大きな馬。まだ子供っぽいところはありますけど、折り合いはつきますね。乗り味も悪くないです」と好ムードをにじませた。シルクレーシングは鞍上・川田で臨むと発表している。
モーリス産駒は晩成のきらいもあるが、1歳上の半姉
ブトンドールが新馬戦から
函館2歳Sと連勝。血統背景からも初戦から楽しみは持てる。その姉は日曜の函館ス
プリントSに出走。阪神から函館へ、きょうだいでVバトンをつなぐ。
スポニチ