JRAは6日、2023年度顕彰馬選定記者投票の結果を発表。得票数200票(得票率96.6%)を集め、
アーモンドアイが顕彰馬に選出された。
アーモンドアイは父
ロードカナロア、
母フサイチパンドラ、母の
父サンデーサイレンスという血統。現役時代は美浦の
国枝栄厩舎に所属し、18年の牝馬三冠や2度の
ジャパンC制覇など芝GI9勝を挙げた。
昨年の顕彰馬投票では基準に8票届かず選出を逃していたが、今年は圧倒的な支持を集めて選出。一方で20年に史上3頭目の無敗三冠を達成した
コントレイルは、僅か1票及ばず選出を逃している。
関係者のコメント、投票があった各馬の得票数と得票率は以下の通り。
【有限会社シルクレーシングのコメント】
「この度は名誉ある顕彰馬に選定いただき大変光栄に存じます。およそ3年半の競走生活で積み上げた9つのGI勝利は、ひとつひとつ強烈な印象とともにまだまだ記憶に新しいところです。
国枝調教師、
ルメール騎手をはじめ
アーモンドアイに携わっていただいた全ての関係者に感謝申し上げるとともに、出資会員の皆様はもちろん、温かい声援を送っていただいたファンの皆様と喜びを分かち合いたいと思います。
順調にいけば、来年には
アーモンドアイの第1子が競馬場のターフにデビューすることと思います。今後は
アーモンドアイの産駒にもご声援いただければ幸いです」
【
国枝栄調教師のコメント】
「この度は
アーモンドアイ号を顕彰馬に選定していただき、大変光栄に思います。2017年のデビュー以来、2020年の
ジャパンカップでの引退まで、牝馬三冠、GIレース9勝など素晴らしい成績を収めて二度の
年度代表馬にも輝きました。
アーモンドアイは心身共に抜きん出ており、ずっと我々の大きな期待に応え続け、次のレースではどんなパフォーマンスを見せてくれるのかという夢を抱かせ続けてくれました。
このような名馬を預からせていただいたオーナー、夢の実現に協力いただいた牧場関係者、一緒に応援していただいたファンの皆様には感謝しかありません。
アーモンドアイに調教師として関われたことは、私にとっても厩舎スタッフにとっても素晴らしい財産であり、これからも精進していきたいと思います。きっと
アーモンドアイは、その子供たちに夢をつないでいってくれることでしょう」
馬名、得票数、得票率
アーモンドアイ 200、96.6%
コントレイル 155、74.9%
キングカメハメハ 136、65.7%
ブエナビスタ 58、28.0%
モーリス 35、16.9%
グランアレグリア 32、15.5%
ゴールドシップ 21、10.1%
ラヴズオンリーユー 16、7.7%
アグネスデジタル 15、7.2%
ヴィクトワールピサ 13、6.3%
シーザリオ 10、4.8%
ダイワスカーレット 9、4.3%
ハーツクライ 6、2.9%
マルシュロレーヌ 5、2.4%
アパパネ 3、1.4%
ステイゴールド 3、1.4%
クロノジェネシス 2、1.0%
エピファネイア 1、0.5%
ジャスタウェイ 1、0.5%
ダイワメジャー 1、0.5%
ドゥラメンテ 1、0.5%
リスグラシュー 1、0.5%