◆第64回宝塚記念・G1(6月25日、阪神・芝2200メートル)＝6月24日、栗東トレセン

　新潟大賞典で存在感を示したカラテ(牡7歳、栗東・辻野泰之厩舎、父トゥザグローリー)は、角馬場で体をほぐしたあと、坂路を66秒4―15秒3で登坂した。530キロを超える馬体は迫力十分だ。辻野調教師は「落ち着いているし、それでいて気持ちも乗っています。メンタルもフィジカルもいいですね」と好感触を伝えた。

　前走は脚を余してしまったが、昨年の天皇賞・秋、ジャパンカップでともに0秒7差と健闘した。トレーナーは「前走は力を出し切れていません。自分から動かしていくような、積極的な競馬を」と一発を狙っていた。7歳でも衰えはみじんもない。2番枠からロスのない競馬で、強敵相手にどこまで食い下がれるか注目したい。

スポーツ報知