◆第64回
宝塚記念・G1(6月25日、阪神競馬場・芝2200メートル、良)
1984年の
グレード制導入後、レース史上最多タイとなる8頭のG1ホースがそろった春の
グランプリは17頭立てで行われ、
クリストフ・ルメール騎手の騎乗で圧倒的な単勝1番人気に推された
イクイノックス(牡4歳、美浦・
木村哲也厩舎、父
キタサンブラック)が勝利。昨年の
天皇賞・秋、
有馬記念、今年のドバイ・シーマクラシックに続くG1・4連勝を飾った。
この中間は初の関西圏での競馬に備えて栗東に滞在するなど入念な調整を施し、しっかりと実を結んだ。ファン投票では歴代最多の21万6379票を獲得。ファン投票1位の馬は2021年の
クロノジェネシス、2022年の
タイトルホルダーに続く3連覇となった。
有馬記念との春秋
グランプリ制覇は史上16頭目となり、これで総獲得賞金が10億円を突破した。
2着には10番人気の
スルーセブンシーズ(
池添謙一騎手)、3着には2番人気の
ジャスティンパレス(
鮫島克駿騎手)が入った。勝ち時計は2分11秒2。
クリストフ・ルメール騎手(
イクイノックス=1着)「ありがとうございます。結構、外から早く動いて、ワイドになりましたけど、内の馬場はあまり良くなかったですから。外の馬場の方がよかったし、完全に乗りたかった。(最後も)よくきていましたね。スタートでいいポジションを取れなかったけど、ペースが結構速かったので、後ろでも全然心配していなかった。馬が
リラックスしていたので、我慢しました。
宝塚記念はやはり難しいレース。1番強い馬でも勝つためには難しい。内回りはト
リッキーです。世界一の馬で勝つことができてよかったです。
イクイノックスの強さを改めて感じました。秋もこのコンビで大きなレースを勝ちたいので、応援よろしくお願いします」
スポーツ報知