展開予想
ハイペース
《一言コメント》
典型的な逃げ馬がいるメンバー構成で、開幕週を踏まえてもペース自体はそれなりに流れるだろう。ただ、前が止まらない馬場傾向が出そうなので、基本的にはしっかりとポジションを取れる馬を中心に買いたい。1頭抜けた馬がいるだけに先行馬は早目に捕えられそうで、それをマークする馬が有利になると見て予想を組み立てたいところだ。
各馬の並び
逃げ
グラニットシルトホルン先行
エマヌエーレエルトンバローズセオ
レーベンスティール差し
アイスグリーンアグラシアドウヴァロヴァイトオメガリッチマンコレペティトールスズカハービンダイシンヤマトバルサムノートマイネルモーント追い込み
シーウィザードVポジション候補
開幕週の馬場で基本的には後ろすぎると苦しいので、【逃げ馬と先行馬、好位勢、4角で8番手以内の馬】としておきます。
主に有力馬で該当するのは、
1.
レーベンスティール2.
マイネルモーント3.
エルトンバローズとなりそうだ。
有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.
レーベンスティール展開◯ 馬場◯ コース◎
不良馬場と強烈な勝ち馬がいた初戦を除けば2戦2勝で、ポテンシャルだけで言えばクラシックでも通用する逸材。そう言う意味では、相手関係に恵まれたハンデ重賞ならば、斤量56キロで負けられないレースになるだろう。ここは無理に逆らえない印象で、余程下手な乗り方がない限りは突き抜ける可能性が高そうだ。
総合評価
B
2.
バルサムノート展開◯ 馬場◯ コース◯
デビュー後は安定した走りを見せており、自在性のある競馬も魅力的である。ただ、斤量57キロはかなり苦しい条件で、基本的には厳しいレースが強いられるに違いない。人気以上の評価は難しいところで、相手の押さえまでの印が妥当と見ている。
総合評価
C
3.
アイスグリーン展開◯ 馬場◯ コース◯
重賞路線では頭打ちが続いているように、やはりワンパンチ足りない印象のある馬。また、斤量面の恩恵もなさそうで、開幕週の馬場でどこまで踏ん張れるかだろう。ここは相手までの1頭で、2.3着までの評価で問題ないと見ている。
総合評価
D
4.
ウヴァロヴァイト展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は自信の◎に指名した馬であるが、牡馬相手にも十分通用する力がある。ただ、ポジション取りと枠順がポイントになりそうで、乗り方含めて鞍上の手腕がかなり問われるレースとなりそうである。実力面は評価しつつも、枠などを見た上で総合的な判断を下したい1頭だ。
総合評価
C
オススメの穴馬
1.
マイネルモーント展開◯ 馬場◎ コース◯
近2走の勝ちっぷりを見ても十分に重賞レベルで、開幕週の馬場とも上手くマッチしそうである。また、主張さえすればある程度のポジションが取れそうで、乗り替わりでも楽しみはかなり大きい。人気も手頃なところに落ち着きそうなここは狙い目で、相手に必ず取り上げたい1頭である。
総合評価
B
以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬を
ジャッジした。今年の
ラジオNIKKEI賞に関しては、例年通りペースが流れて縦長の展開になるので、しっかりとポジションを取って脚を使える馬が有利となる。
その中で、開幕週の馬場と斤量面、距離適性と実力を見て、買うべき馬とそうでない馬をしっかりと見極めたいところだ。馬場自体はおそらく前が止まらない感じになるので、後ろすぎる馬に関しては軽視したいと考えている。1頭抜けた馬がいるので、相手は必ず見逃さずに美味しい配当をゲットしたい。
ぜひ読者の方は日曜日の最終的な◎の
ジャッジに期待して頂き、今週行われる2重賞をチェックして欲しいところです。
(文・倉本匠馬)