20年の
日経新春杯(GII)を制すなど、芝の中長距離で活躍した
モズベッロ(牡7、栗東・
森田直行厩舎)が2日、
JRAの競走馬登録を抹消した。今後は兵庫県南あわじ市の
ヒイラギステーブルで乗馬になる予定。同日、
JRAがホームページ上で発表した。
モズベッロは父
ディープブリランテ、
母ハーランズルビー、母の
父Harlan's Holidayという血統。母は米国産馬で2歳の米G1アルシバイアディーズSで2着に入った実績を持つ。
19年1月に中京競馬場で行われた3歳新馬戦でデビュー。2戦目に初勝利を挙げ、その後もコンスタントに勝ち星を重ねる。格上挑戦で挑んだ20年1月の
日経新春杯では、52kgの軽斤量を生かして鋭く差し切り重賞初制覇。雨の影響でタフな馬場となった同年の
宝塚記念では、12番人気の伏兵評価を覆して3着に好走した。
21年の
大阪杯でも渋馬場巧者の本領を発揮。大雨で各馬が対応に苦労する中、勝ち馬にこそ及ばなかったが2着に激走し、無敗三冠馬
コントレイルに先着してみせた。不良馬場での開催となった今年5月の
新潟大賞典でも4着に健闘。今年6月の
宝塚記念がラストランとなった。通算成績は28戦4勝(うち重賞1勝)。
(
JRAのホームページより)