プロキオンステークス(3歳上・GIII・ダート1400m)は
エーピーインディ系が強いレースだ。中京ダ1400mで行われた8回を振り返ると、延べ12頭で[3-1-2-6]の勝率25%、複勝率50%。14年と15年に
ベストウォーリアが連覇、17年には
キングズガードが勝つなど、出走があった6回全てで馬券に絡んでいる。
今年は
リメイク(牡4、栗東・
新谷功一厩舎)と
フルム(牡4、栗東・
浜田多実雄厩舎)の2頭に注目したい。とりわけ
リメイクは、昨年の
カペラSで鮮やかな追い込みを決めて重賞初制覇。今春は海外に遠征し、リヤドダートス
プリントが3着、
ドバイゴールデンシャヒーンが5着と涙を飲んだものの、いずれも日本馬では最先着だった。現役トップクラスのダート短距離馬であることは間違いなく、GIIIなら堂々と主役と務められる。
もう1頭の
フルムも侮れない。脚質的に展開に左右される面はあるものの、末脚の破壊力はピカイチ。昇級戦だった前走の松風月Sにしても、0秒5差の8着ながら、上がり3Fはメンバー中最速だった。時計がかかる決着、さらに前が止まる展開になれば、一発があっても不思議はない。
手堅く
リメイクの単勝で勝負するも良し、
フルムから手広く流して万馬券を狙うも良し。本命党も穴党も
エーピーインディ系の2頭に要注意となる一戦だ。