「
七夕賞・G3」(9日、福島)
復活ムードだ。
ガロアクリークは20年ス
プリングSを制し、
皐月賞(3着)、ダービー(6着)、
菊花賞(9着)と、牡馬3冠ロードを完走。しかし、その後は成績の波が激しく、22年
エプソムCで2着に食い込んで大きく前進したものの、レース後に脚部不安を発症。1年の休養を余儀なくされた。
苦難を乗り越えて復帰を果たしたのが、前走
エプソムC(10着)。上原博師は「1年ぶりの割にスタートが良くて途中までは想像以上の走り。勝ちに行く競馬をしてさすがにバテた。体が
モコモコしていたし、心肺機能も万全ではなかった」と回顧。ただ、大敗したとはいえ、次へつながる走りではあった。
1週前追い切りは美浦Wで3頭併せを行い、力強い走りで併入。「前走後はここ目標に調教を積んできて、1回使った上積みを感じる。脚元が弱く大事に使ってきたし、馬は元気いっぱい」と状態面に不安はない。初の福島参戦にも「平たんコースでどう立ち回るかだけど、競馬が上手な馬で、中山でも勝っているしね。夏場に使ったことはないが、今週は猛暑にはならないでしょう。問題ないと思う」と笑顔だ。
コントレイル世代の実力馬が、アッと言わせる快走を見せるか。
提供:デイリースポーツ