7月10日(月)、11日(火)に北海道苫小牧のノーザンホースパークにて行われているセレクトセール。主催者が厳選した良質なサラブレッドが上場されることで知られ、今年も2日間で450頭以上のバラエティに富んだ幼駒が上場を予定している。
1歳
セッションで大きな注目を集めたのが
ドゥラメンテ産駒。21年に9歳で急逝し現1歳が最終世代となる。最も高額だったのは
ドナブリーニの2022で、価格は2億1000万円。今年落札された同産駒たちは以下の通り。
■上場番号3:
コンドコマンドの2022(牝)
落札価格:1億2000万円 購買者:インターホース
母は米G1覇者。きょうだいには重賞で活躍した
アルジャンナや
コマンドラインがいる。
■上場番号18:
シャルマントの2022(牝)
落札価格:5600万円 購買者:藤田晋氏
伯母は
秋華賞馬
ディアドラ。
ロジユニヴァース、
ソングラインと同じ
ソニンク牝系に属する。
■上場番号27:
アイヴィベルの2022(牝)
落札価格:6600万円 購買者:住谷孝一氏
母は米国産馬。ダ7Fの米G2インサイドインフォメーションSの覇者で、G1でも2着2回の実績を持つ。
■上場番号31:
セータコローナの2022(牡)
落札価格:7400万円 購買者:宇田豊氏
祖母の
シーエスシルクは11年の米G1ジャストアゲームSを8番人気で逃げ切り勝ち。通算7勝挙げた名牝。
■上場番号35:
ウィープノーモアの2022(牡)
落札価格:1億1500万円 購買者:金子真人ホールディングス(株)
母は米G1
アシュランドSの覇者。3代母の
フルートは米G1ケンタッキー
オークスと米G1アラバマSを制した。
■上場番号58:
リリサイドの2022(牡)
落札価格:1億6000万円 購買者:金子真人ホールディングス(株)
半姉に19年に春と秋の
グランプリおよび豪G1
コックスプレートを制した
リスグラシューがいる。
■上場番号67:
トゥアーニーの2022(牡)
落札価格:6000万円 購買者:田畑利彦氏
母は仏産馬。15年の仏G3カブール賞を制したほか、同年の仏G1モルニ賞で3着に入った。
■上場番号94:
ドナブリーニの2022(牝)
落札価格:2億1000万円 購買者:TNレーシング
半姉にGI・7勝の名牝
ジェンティルドンナ、重賞2勝馬
ドナウブルーなどがいる超良血馬。
■上場番号99:
デックドアウトの2022(牡)
落札価格:1億3000万円 購買者:(株)ライフハウス
母は16年の米G1アメリカン
オークスを制覇。昨年、全兄の2021年産駒は1億4300万円で落札された。
■上場番号105:
クイーンビーIIの2022
落札価格:1億3500万円 購買者:里見治氏
母は14年の仏G3
カルヴァドス賞を勝利。2つ上の全兄は20年の当セール当歳にて1億5950万円で落札された。
■上場番号138:
スカイフの2022(牡)
落札価格:4600万円 購買者:坂本守孝氏
仏国産馬の母は現役時代に栗東・
高野友和厩舎に所属。近親には豪G1馬
Pornichet、仏G1馬
Porlezzaなど。
■上場番号153:
ファイナルスコアの2022(牡)
落札価格:1億5500万円 購買者:(株)ダ
ノックス
近親に
サトノグランツや
ワーケア。母は伊G1馬で、近親には伊
オークス馬や愛
オークス馬などが揃う。
■上場番号168:
パシャドーラの2022(牡)
落札価格:4400万円 購買者:秋元竜弥氏
伯父は10年の
青葉賞を制した
ペルーサ。いとこに22年の
京都新聞杯を勝った
アスクワイルドモアがいる。
■上場番号181:
ソワーの2022(牡)
落札価格:9600万円 購買者:今福洋介氏
母は米6F〜7Fのダートで4勝。
ドゥラメンテ産駒の中で最後に登場した。