サマー2000シリーズの第2戦目となる
函館記念。
巴賞で久々の勝利を挙げた
アラタ、昨年のこのレースを制した
ハヤヤッコ、3勝クラスを5馬身差で制した
ブローザホーンらが集結した。
プロの予想家はこの一戦をどう見ているか。展開を軸として期待値の高い馬を導き出す気鋭の予想家・サンデー氏に
函館記念の展望を伺った。
◆なぜか逆らえない絶望的なデータ
函館最終週となる今週は土日とも函館競馬場で重賞が開催されます。土曜日に行われる
函館2歳Sは
スカイキャンバスに注目していますが、このレースは2歳戦なのでほとんどの馬が1走しかしていないため予想が難しいです。なので今回は日曜日に行われる
函館記念を展望していきます。
函館記念には最も注目すべきデータがあります。それは過去10年、前走
巴賞で5着以内に入った馬が
函館記念では【0-0-1-28】で複勝率3.4%という絶望的なデータです。該当馬のレベルが低いのかと思いきや、GI馬
サトノアレスをはじめ
マイネルミラノ、
エアソミュールなどの有力馬が
函館記念で着外に敗れています。決して軽くないデータと言えます。
今年の
巴賞で1着、2着だった
アラタ、
ドーブネは上位人気が予想されています。この2頭の取捨選択が最大のポイントになりそうです。個人的には先行力と伸び代から
ドーブネを本命にしたかったのですが、波乱決着に期待したいので今回は穴っぽい馬に注目していきます。
◆前走でGIIIを走った3頭に注目!
過去10年で最多の5勝を挙げている前走GIII組に注目していきます。まずは
ハヤヤッコです。昨年の
函館記念勝ち馬で、7歳になった今年も大崩れしないレースを続けています。前走の
新潟大賞典は3番人気6着だったので人気も落ちそうな今回は期待値が高いと思いますし、展開的にも後方からレースを進められる点でも期待できそうです。
2頭目は
ヤマニンサルバムです。今年の1月に3賞クラスを勝ったばかりですが、その後もコンスタントにレースを使っているのは好感が持てます。能力的にも前走は
エプソムカップで勝ち馬に0.4秒差の6着まで迫っていますし、展開次第で勝ち負けに十分期待できると思います。
3頭目は
スカーフェイスです。昨年の
函館記念では3着に好走しているので、レース適性にも信頼がおけます。その後の重賞では着順が良くないですが、どれも後方の馬には厳しいレースばかりでした。今回は追い込みにもチャンスが生まれるレースになりそうなので期待できると思います。
◆結論はさらに展開を追及して
先週はプロキオンSの注目馬
ドンフランキーが逃げ切ってくれました! この勢いで今週の重賞も当てたいと思います。
今週も
ウマい馬券では枠の並びを加味して、しっかりと展開を突き詰めて予想します。馬券の買い目も参考にしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!