荒れるレースを象徴するように、
中京記念は4年連続で前走2桁着順の馬が連対している。
アドマイヤビルゴの巻き返しがないか。14着だった前走の
谷川岳Sには明白な敗因がある。花田助手は「重量60キロもこたえたと思います。それに悪い馬場も合わなかったですね」ときっぱり。タフな重馬場、度外視してもいい。半年の休み明けでプラス14キロ、450キロは自己最高の馬体重だった。「太め感はなかったですし、成長分だと思います」といい材料もあった。
この中間は丹念に時計を出している。CWコースでは3週連続でラスト1F11秒台と出色の伸び。反撃の下地が整う。「乗り込みは順調ですし、調子は凄くいいですね。能力を発揮できれば、チャンスはあると思っています」と前向き。火曜朝はCWコースで体を動かした。前々走の
カシオペアSで勝利。その時の2着馬
プログノーシスはのちに
金鯱賞を制した。そこから寸法を測れば十分にやれる。6億2640万円(税込み)で取引された超高額馬が待望の重賞初Vへひた走る。
スポニチ