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【中京記念】栗東滞在の関東馬ウイングレイテストが絶好調 2週続けて駆けつけた松岡正海騎手「(10点満点で)9点。かなりいい」

スポーツ報知
  • 2023年07月20日(木) 06時15分
中京記念追い切り(19日・栗東トレセン)

 サマーマイルシリーズ第2戦、第71回中京記念・G3(23日、中京)の追い切りが19日、栗東トレセンで行われた。栗東滞在の関東馬ウイングレイテストは主戦の松岡が2週続けて駆けつけ、絶好の出来を確認した。

 並ぶ間もなく一瞬で突き放した。ウイングレイテストが、抜群の動きで絶好調を伝えた。栗東・CWコースでザゴート(3歳未勝利)と併せ馬を行い、6ハロン80秒9をマーク。ラスト1ハロン付近で松岡が仕掛けると即座に反応。11秒3と鋭伸し3馬身先着した。

 「前回は(10点満点で)7点だったけど、今回は9点。かなりいいと思います」。2週連続で手綱を執った松岡も納得の手応え。前走の米子Sは、美浦の坂路が工事中で使用できず仕上げ切れなかったため、陣営は栗東滞在を選択。時計を出さない日々の調教で坂路を上り、「坂路で乗った効果と、使った上積みで背中が締まっている。キャンターからいい感じです」とうなずいた。

 前走は16キロ減の496キロ。9日に栗東入りした際、490キロまで減っていた馬体重も今は500キロ前後まで回復。「(1週前の13日に)追い切ってからは、ガスも抜けて環境にも慣れて上向いてきた。前走も細くはなかったですし、太いよりはいい」と木場迫助手は好仕上がりに目を細めた。

 主戦の松岡が高い能力にほれ込みながら、ここまで重賞未勝利。万全の態勢で迎えた3走前の小倉大賞典は、不得手な重馬場に泣くなど「運がなかった」と振り返る。だが、栗東調整の効果もある今回は完調ムードでレースに臨める。「行く馬がいなければ行ってもいい。馬も完成してきている」と鞍上も自在性の高さに太鼓判を押す。8度目の重賞挑戦。初タイトルがくっきりと視界に入っている。(戸田 和彦)

スポーツ報知

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