福島5R・芝2000メートルの2歳新馬戦は23日、22年のセレクト1歳セールで2億5000万円の値がついた
インビジブルセルフ(牡、栗東・池江厩舎)が1番人気に応え、接戦を制した。勝ち時計は2分3秒7。
道中は折り合いを欠いたり、ハミをとらなかったりと若さが目立ったが、直線は上がり最速タイ36秒8で逃げ粘る2着馬を図ったように頭差差し切った。戸崎は「まだ走りが荒っぽい感じでしたが、スピードに乗ってからはいい走りをしてくれた」と課題と収穫を挙げた。
管理する池江調教師も「まだ少し緩くて加速するのに時間がかかるので、
トップギアに入らず終わっちゃいましたね」と苦笑いも、馬名の意味通り「秘めた能力」のまま結果を出せたのは能力が高いからこそ。伯父に07年
朝日杯FS覇者の
ゴスホークケン、いとこに21年
神戸新聞杯など重賞2勝の
ステラヴェローチェがいる母系。父は
エピファネイアで、母の
父ディープインパクトと同じ勝負服の2歳馬が、来春のクラシックに向けて価値ある一勝を手にした。(西山 智昭)
スポーツ報知